2026/06/30

かたい蓋。

力尽く小さな蓋を回し開け右手の指股は真っ赤にそまる

#短歌 #tanka

2026/06/29

紫陽花、宝石。

紫陽花が憂鬱な季節まぎらわす灰色の道に光る宝石

#短歌 #tanka

2026/06/28

台風一過の二度寝。

台風が去った朝の静けさに小鳥の声に包まれ二度寝

#短歌 #tanka

2026/06/27

二重台風と地震。

重なって台風、地震やってくる遠くで烏かーかー叫ぶ

#短歌 #tanka

2026/06/26

二つまとめて。

台風が二つまとめてやってくる週末は仕事、在宅にしよう

#短歌 #tanka

2026/06/25

顔を洗って。

もやもやと空気も気分ぱっとせず長袖を着て顔を洗って

#短歌 #tanka

2026/06/24

灰色の道は。

灰色の道は曇天に突き刺さる色を失う水無月下旬

#短歌 #tanka

2026/06/23

平和な葛藤。

熱い茶か冷たい麦茶ふと悩む梅雨の早朝平和な葛藤

#短歌 #tanka

2026/06/22

そんな夢。

庭木刈る真夏の裸ほっかむり片手に鋏そんな夢を見た

#短歌 #tanka

2026/06/21

パソコンを置いて。

パソコンを抜いたバッグの軽さより背負う荷物の多さが響く

#短歌 #tanka

2026/06/20

雨の気配に。

五時半に雨戸を開く曇り空雨の気配に梅雨を感じる

#短歌 #tanka

2026/06/19

背中が蒸して。

歩くだけ背中に汗を流してはリュックにふさがれ蒸してうんざり

#短歌 #tanka

2026/06/18

雨、曇り、雨。

一日に雨、曇り、雨くり返す一瞬の日差し輝く紫陽花

#短歌 #tanka

2026/06/17

傘をあてられ。

あたる傘、満員電車気を使え軽んじられた礼節と情け

#短歌 #tanka

2026/06/16

卯月に戻る。

ひんやりと風にあたって肩を揉む卯月に戻る水無月の昼

#短歌 #tanka

2026/06/15

サッカーを横目に。

月曜日サッカー横目に気になるは株価の動向、小遣い集め

#短歌 #tanka

2026/06/14

刑事コロンボを。

スポーツの中継ばかり流れてる週末に願うコロンボ観たい

#短歌 #tanka

2026/06/13

みかんジュースに。

喉渇きみかんジュースを一気飲み甘い口中ぶくぶくうがい

#短歌 #tanka

2026/06/12

青虫に。

寒がりの観葉植物外に出すぐんぐん育つ葉に青虫が

#短歌 #tanka

2026/06/11

やわらかな空に。

やわらかい青空を仰ぎ欠伸する穏やかな日の尊さを知る

#短歌 #tanka

2026/06/10

晴れても。

束の間の晴れた一日さみしくもデスクに座りパソコンぱちぱち

#短歌 #tanka

2026/06/09

雨垂れの音に。

しとしとと雨垂れの音心地よくいつまでも床に留まりたい

#短歌 #tanka

2026/06/08

梅雨入りに。

梅雨入りに先へ先へと気も漫ろ嫌な物事思うは愚か

#短歌 #tanka

2026/06/07

夕焼け空に。

足もつれ鼻の頭を擦りむいて歳を痛感する夕焼け雲

#短歌 #tanka

2026/06/06

二十二度に。

二十二度その涼しさを改めて気づかされている週末の朝

#短歌 #tanka

2026/06/05

風邪薬を。

涼しくて鼻水すする以来ただ反射的に飲む風邪薬

#短歌 #tanka

2026/06/04

タンスを開けて閉めて開けて。

肌寒い台風一過通勤に何を着ようかチェストを開け閉め

#短歌 #tanka

2026/06/03

台風6号に。

台風に朝五時起床耳澄ます運行情報アプリとニュースで

#短歌 #tanka

2026/06/02

Adobe解約。

Adobe止め開放感に抱かれる高度なサブスク身の丈に合わず

#短歌 #tanka

2026/06/01

これからもっと暑く。

水無月の始まりはまた真夏日に怠さと喘ぎ項垂れる影

#短歌 #tanka