2006年から定型詩の創作を日課としています。ほんのちょっぴりでも時を共にできれば幸甚です。
苦しみが一日多い閏年それも吉かと背筋が伸びる
#tanka #短歌 #靴を見つめる
風吹いて電車は遅れ苛立って早く帰って風呂に浸かりたい
#tanka #短歌
久しぶりオールレーズン食べてみるどうしてオールか幼く考え
どこから食べてもレーズンにあたる、ということだったかと思います。
ええ。
まさに春、風まで吹いて上着脱ぐお茶を飲んでは汗を拭う
静かな夜、遠くで汽笛ないているはっきりしない侘しい寝床
#tanka #短歌 #夜明けに響くか
ウイスキー朝ドラ、投機で高額に高嶺の花のそのまた遠く
私はウイスキーが好きで、以前は小遣いを遣り繰りして10年超のシングルモルトを楽しんでいました。
ところがNHKの朝ドラ影響で品がなくなり、この頃は投機により‥‥。
投機、勘弁してほしいものです。
やれやれ。
負けつづけ、そんなこの世を恨みつつそれでも前向きなんとか生きる
悩んでも答え得ぬまま過ぎていく大して起こらず、やがて忘れる
昼前の微妙な気温日が当たりダウンが暑い少し汗ばむ
五分後に二分遅れを解消す結果がすべて過程を飛ばす
二分遅延の電車が五駅後には定刻通りになりました。
過程を飛ばし結果がすべてです。
やわらかく積もった雪に雷光がぼんやり光る如月の夜
#tanka #短歌 #ちょっぴり寂しい世界
万年筆うっかり落としインキ散る思い出まるで弾ける様
つけ合わせ驚く甘さミニトマト食後のリンゴ肩を竦める