2024/09/27

逃げられるならば。

月の先、逃げられるなら飛び立ちたい理想の世界そこにあるなら


私は職場で近年にない厳しい状況となっています。

役員は疎か若者を理解する事をもう諦めます。

あまりに理不尽。ええ。

#短歌 #tanka

2024/09/26

ミントガムに。

ミントガムふた噛みしてはひとくしゃみ刺激は鼻をなぜ嘲笑う


#短歌 #tanka

2024/09/25

欲張りな秋。

実りあり欲張りな秋耐えがたき夏を乗り切り業は深まる



#短歌 #tanka #夜明けに響くか

2024/09/24

黄昏が。

黄昏が日に日に早く訪れる人生に重ね切なく噎ぶ


#短歌 #tanka #靴を見つめる

2024/09/23

朝戸を。

朝戸あけ雨粒垂れる手の甲の輝く朝日払うか悩む


#短歌 #tanka #夜明けに響くか
#写真 #photography #キリトリセカイ

2024/09/22

雨音は。

夜明け前強い雨音、目が覚める子守唄かと再び眠る


#短歌 #tanka

2024/09/21

固い実は。

固い実は何から守る葵き蜜柑熟し啄まれ腐り果てるか


#短歌 #tanka #夜明けに響くか

2024/09/20

巌のごとく。

年老いて体は巌のごとくにじっと動かず意識は遠のく


#短歌 #tanka #夜明けに響くか
#写真 #photography #キリトリセカイ

2024/09/19

霧のなかで。

霧のなか晴れぬ気配に閉口し夢さえ悪しく寝汗に目覚める


#短歌 #tanka #夜明けに響くか

2024/09/18

2024/09/17

何を成すかは。

焦っては何も成せずと項垂れる何を成すかは星のみぞ知る


#短歌 #tanka

2024/09/16

不釣り合いな。

真夜中の雨は心地よく反して不釣り合いな夢の断片

#短歌 #tanka

2024/09/15

小さきを。

孤独とは思い及ばぬ哲学か青空見つめ小さきを知る


#短歌 #tanka #風が揺らす
#写真 #photography #キリトリセカイ

2024/09/14

稲穂の海に。

秋の田の稲穂の海に佇んで吾、異世界に迷い込む様


#短歌 #tanka #夜明けに響くか

2024/09/13

真っ直ぐに。

真っ直ぐに鉄路がのびる彼方まで吸い込まれるかこの身も心も

#短歌 #tanka

2024/09/12

山の頂は。

叫んでは届かぬ山の頂に安らぐ広さあると信じるか


#短歌 #tanka #夜明けに響くか
#写真 #photography #キリトリセカイ

2024/09/11

日の入りに。

日の入りが早くなっては寂しさを抱く反面ふと安堵する


#短歌 #tanka

2024/09/10

にわか雨に。

にわか雨傘さす間さえ許さずに眼鏡に水玉われ早歩き


#短歌 #tanka

2024/09/09

気持ちの如く。

月曜日、厳しい残暑汗拭うハンカチ湿り気持ちの如く


#短歌 #tanka

2024/09/08

明るい深夜。

息苦しい真夏の夢に目を覚ます深夜の部屋は明かり煌々


部屋の照明を消す前に寝込んでしまいました。

深夜、明るさに目を覚まし、また消す前に眠ってしまいました。

ええ。

#短歌 #tanka

2024/09/07

秋の虫は。

秋の虫気がつけばその音を閉じる月は雲間に初秋の宵


#短歌 #tanka #夜明けに響くか

2024/09/06

月面に。

月面に空気があれば移住する孤独か水か葛藤は画餅

#短歌 #tanka

2024/09/05

サバイバルは。

湧き水に毒が混じるか分からない生き延びるには体を張って #短歌 #tanka

2024/09/04

荒野と見るか。

明日には世界が消えて大地のみ荒れ地と見るかそれが人の業

#短歌 #tanka #風が揺らす

2024/09/03

桃源郷に。

山の先、桃源郷は隠れてる辿り着けるかさあ歩きだそう

#短歌 #tanka

2024/09/02

晴れても。

晴れるとも万年筆の文字にじむ台風消えて重い南風

#短歌 #tanka

2024/09/01

旅する。

旅をする鞄に詰めた色々を遠く何処かに塗り散らかすか


#tanka #短歌 #夜明けに響くか